#19 勇気づけ・・・
積極的に人生を切り開いていく勇気を育てる方法をアドラー心理学では「勇気
づけ」と呼んでいます。
私達が子どもにしなければならないことの一つに「勇気づけ」の言葉かけがあ
ります。
ところで、この勇気づけるとはどういうことなのかわかりますか?
勇気づけは「ほめること」ではないそうです。
「勇気づける」言い方
例えば・・・・
子 「テストで70点しか取れなかった。平均点は80点なのに。私ってやっぱり
頭悪いんだ・・」
母 「平均点くらいとりたいと思うあなたの気持ちはわかるよ。でもこの前の
テストより10点も良くなっているじゃない。やっぱり頑張った結果はでている
よ。お母さんは良かったと思うよ。・・」
子どものテストの結果のよいところに注目して強調していること。現実に前回
のテストより10点良くなっている事実がある。
良くなっている部分に常に関心を向けて、そこを指摘している。
前回より成績が悪くなってしまった時・・
子 「テストで70点しかとれなかった。この前のテストより10点も悪かった。
私ってやっぱり頭悪いんだ・・」
母 「頑張ったのに結果が思うようにでなかったね。でもあなたがよく勉強し
ていた漢字の問題は全部できてるよ。ここの点は前よりも良くなっているじゃ
ない。やっぱり頑張った効果は出てるよ。・・」
テストの悪い中でも、良いところ、伸びているところを見つけます。
このような勇気づけから「努力はすぐに全体に反映するとは限らないが、
どこかに必ず反映する」ということを、子どもは学ぶというのです。
勇気づけの上手な親は、子どもの良いところを見ようとします。そして努力を
評価します。子どもの気持ちに共感します。
子どもにマイナスな言葉を言いそうな時、思い出してください!一番遊びたい
時期に遊びをがまんして勉強していますよね。
親は必死になればなるほど、子どもの立場になって考えることを忘れてしまい
がちです。・・・私も気をつけます。(笑)