#01 バツはチャンス!
塾に行ってるとテスト、テストでついつい目先だけの結果に振り回されてしまいます。
点数が良かったりするとニコニコ。
悪いと「もお??」ってぶつぶつ言ったり・・
なんて、勝手な親でしょう。
言ってしまった後に、またやってしまった?って日々反省してました。
ほんとうにかわいそうなわが子。
自分が子どもの立場だったらどう思うでしょう。
自分が失敗したと一番よくわかっているのに、責められたりしたら?
「よ?し今度はがんばろう!」なんて気持ちにはなりませんよね。
励ましているつもりが、これじゃあ、子どもをダメにしている・・・
こっちも、いや?な気分。もちろん、子どもなんて最悪。
こんなことがしょっちゅうあって、これじゃあ私も子どもも身が持たない。
中学受験って大変なのね・・・
そんな時、塾の先生が良いお話をして下さいました。
まるで、私のことをすべてお見通しみたい・・
さすが、先生!
「バツはチャンスですよ。」
この言葉を言ってもらってからはなんかとっても楽になりました。
気持ちに余裕ができた・・って感じです。
バツのところはもう一度やり直せば点数アップの可能性大。
そうなんです。チャンスがたくさんあるんです。
バツのところはもう一度立ち止まって考えるでしょう。
この問題は大事だからもう一度やっておきなさい・・・って
チャンスを与えてくれたってことです。
マルだったらどうですか?
通り過ぎてしまいますよね。
子どもがちょっと悪かった点数のテストを親に見せる時の気持ちを考えてあげ
て下さい。
たとえば、
あなたが一生懸命につくったお料理、
「さあ、めしあがれ?」と食べた瞬間、すご?くまずかったら?
その上「何やってんだよ?」とでも言われたら?
もうやる気なしですよね。
子どもが勇気をだして悪い点数のテストをみせてくれたら、まずはこう言って
あげる。
「わ?チャンスがいっぱい」っておもいっきりの笑顔でね。
そうすると子どももホッとするし、言ってる私もすご?く楽。
目くじらたててカリカリするのって結構エネルギー使うんですよね。
こんな無駄なところでエネルギー消耗しちゃってもばかばかしいですよね。
子供も笑顔で「次は頑張るね?」ってプラス思考になってる。
あらら。不思議。
今までとは違う。なんかとってもいい感じ。
そして・・・
いい感じになったら・・・
次に大事なことは・・・
やる気を持たせた上で、この次に良い点数をとるにはどうしたらいいかを子ども自身に考えさせること。
あなたがごちゃごちゃ言って考える力を育たなくしてはだめですよ。
こうすると肯定的にものを考えられるようになります。
いやいやながら勉強をした時と意欲的に勉強をした時と同じ時間を使って学習した場合、どちらが頭にのこりますか?
もちろん、意欲的ですよね。
だから、
まずは、いかに子どもがやる気をおこす雰囲気をつくるか、
私たちがしてあげられるもっとも大事なことのひとつではないでしょうか。
「バツはチャンス。」・・・
そのチャンスをものにするか、無駄にするかは、まずはあなたの子どもに接していく態度次第ですよ。
あなたもバツを見たら、子どもが何か失敗したら、
「チャンスよ?」って笑って言ってあげて下さい。
このバツが結果ではないのですから。
お互いにがんばりましょう。